最終更新日:2024/06/20

Nikon Zfの先取購入に伴い、売却が確定した2024年6月20日。

購入時の箱を引っ張り出し、カメラを詰める作業をしながら、8年間を振り返ってみた。


思いかえせば…


Nikon D5の発売は2016年の3月26日。

当時は今のように発売日購入だ!と予約していたわけではなく、「そんな高いやつわかないよ!」と、新品購入よりも多少安くなった世代落ちの中古品を狙って買っており、メインも中古で購入したD3sを愛用していた。

この時も、Nikon D5発売に伴い中古価格が下落する「D4s」を狙っていた。

D5発売の1カ月前頃、D5購入資金用にと手放された沢山のD4sがヤフオクなどに出品されていた。そんななか、なかなか安い価格のD4sをみつけて購入したのだが、これがとんでもなく「タバコ臭」がガッツリしみついて臭すぎる最悪なハズレ個体だった。

撮影しようと顔を近づけると思わず顔をそむけたくなるレベルだった。あまりの臭さに耐えきれず、中古に流して再度購入、、、と思ったが、中古品のD4sが思ったより高く、売却で得たポイントと、購入額をたしたらD5が買えるじゃん! という脳内バグが発生

買わずに後悔するより、買って後悔する道を選ぶ!後悔を天国に持ち込まない!
ということで、2016年5月29日、マップカメラの店頭で購入してしまった。

※XQDタイプを買う予定が、CFしか在庫がないと言われ、じゃーCFでいいか、と適当に購入してしまったのは、今思い返してもバグってたなと思う。更に気がくるってたのが、この翌日。ヨドバシのアウトレットでD4sが激安でならんでいるのを見つけ、やっぱ2台体制がいいよな!とD4sを購入した。とんでもない金額がでていった2日間だったのは、いまでも忘れられない大事件。

ちなみに、メーカー現行機種のフラッグシップモデルを新品で買ったのはこのD5が初だった。675,540円、私の人生で過去一高い買い物だった。2024年6月現在、まだこの記録は更新されていない。

思い出のアルバム

購入翌日に近所の羽田空港まで試し撮りに行ったときの写真がこちら。

D5とAF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRの組み合わせ。このレンズも短い期間の利用だったなー。(懐)

夜の羽田空港 (ISO1400)


使用歴、手放す経緯


購入から手放すまでの使用歴も。

購入当初
D5とD4s、どちらも購入したての2台体制で撮影に。D3sとくらべて圧倒的な進化が感じられ、ストレスフリーの撮影体験だった。

2017年5月
ふとした気まぐれでキヤノンの機種を購入。D5と5Dmk3、D5と1DXの組み合わせでの撮影がメインとなり、D4sは早々に出番がなくなっていった…。

2018年11月
Nikon Z6を購入し、D5とZ6の2台体制に。序盤はD5をメインとしてつかっていたが、いつのまにか体がZ6をメインとして使うようになっていた。

2021年12月
Nikon Z9を購入。以降はZ9とZ6がメインとなり、ライブ・ステージ撮影など、どうしても3台必要な体制でまわす撮影以外は、ほとんど防湿庫の住人となってしまった。

2023年5月
Z6からZ8に乗り換え、Z9とZ8の体制に。D5は予備要員だが、すでにFマウントレンズが3本しか手元にない状態で、3台目としても使い道が限られるカメラとなってしまった。

手放す経緯となった大きな要因は、Zマウントレンズへの移行がでかかった。当初、ナノクリ1.4の単焦点をコンプしており、レンズはこのままFマウントを流用するはずだったのだが、化け物じみたZマウントレンズにやられてしまった形だ。

保持しているFマウントレンズは58mm、14-24mm、8-15mm魚眼の3本となっており、3台目カメラとしてD5を維持しつづけるのは厳しく感じていたところにZ6IIIが発表。

円安影響による高さに打ちのめされて、D5を手放し、Zfを購入にふみきった。と・・・。


買取に出すタイミングの話。


購入はマップカメラで675,540円。
売却時のマップカメラの買取額は152,000円、13%ポイント買取で171,760円。実質503,780円だった。

1年で約63,000円、月間5,250円でレンタルしていたようなものだ。

買取額の推移
ちなみにD5の買取額の推移はこんな感じだった。

  • 2019年10月:290,000円
  • 2020年02月:252,000円
  • 2020年12月:222,800円
  • 2021年08月:202,000円
  • 2021年11月:179,000円
  • 2022年02月:151,000円
  • 2022年09月:166,000円
  • 2023年02月:150,000円
  • 2023年05月:131,000円
  • 2023年11月:129,000円

使用歴上のターニングポイント、Z9購入した2021年12月の段階で売っていればもう少し、、、と思ったが、この時には既に17万まで下落してしまっていた。

理由は後継機「D6」の発売が2020年6月5日発売だったこと。ただ、このころでも既に22~25万の間まで下がっていた。フラッグシップは半額くらいまで落ちたところで手放すのが正解なのかもしれない。なんと難しいところだ。


さらばD5


後半の2~3年はめったに出番がなかったD5だが、カメラボディとしては8年超の過去最長保持となった。

ガワの部分は8年間の使用に伴うスレ・テカリが発生してしまっている。
2022年には背面液晶破損でメーカー修理も実施済み、その際外観のグリップゴムなどがもろもろ交換され、だいぶキレイな状態となった。当時の修理納品書がでてきたが、32,696円もかかっていた。。。

Fマウントのレンズ資産がまだ残っている環境なら、まだまだ現役でバリバリ使える機種。これからも、日本もしくは地球のどこかで活躍してくれることを願って。

ありがとうD5。さらばD5!

余談

ちなみに今回一緒に買取にだすことになったレンズが「NIKKOR Z 35mm f/1.8S」だ。

2021年12月末にメルカリで購入した中古品。7万円で購入。その後買取価格は暴落し一時期31,000円まで下がったが、ここ最近急にあがって62,000円となっていた。13%ポイントで70,060円。購入時よりも、うまい棒が数本買えるくらいプラスとなった。

購入から約2年半。持ち出したのは数えるほどと少なかったが、実質無料でレンタルできたことに。