最終更新日:2024/03/01

撮影機材に関しての雑談シリーズ、今回は「中古レンズの選び方、買い方のお話」です。


1.なんでこんな話を?


撮影をやっていると、カメラやレンズの購入相談をされることが少なくありません。
私もこれまで、専門店からフリマアプリまで、いろんなところで結構な本数の中古レンズを買ってきました。
これまでの経験・失敗談を踏まえ、こういう買い方が良いとか、こういう点に注意…ということを簡単にまとめてみましたので、購入の際の参考にしてもらえればと…。


2.どんなところで買ってるの?


私の場合、これまでの購入履歴を追うとこんな感じでした。

1位:マップカメラ
2位:メルカリ
3位:ヤフオク
4位:フジヤカメラ
5位:Amazonの中古(1回しか買ってない…)

安心と信頼、確実路線にいきたければ、中古販売の実績が多い店舗、中でも
・マップカメラ:「美品」ランク以上
・フジヤカメラ:「良品 AB」ランク以上
が個人的におすすめ。

安さで冒険したいならヤフオクやフリマアプリ、運まかせのガチャレベルになるAmazon中古という感じです。


3.ヤフオクやフリマアプリで冒険(購入)する際の注意点


メルカリなどフリマアプリでは、ヤバそうなアカウントもよくみかけます。

  • 実物の写真ではなくでなくメーカー公式の商品写真しかない。
  • カメラ以外にもMacBookなどすべてメーカー公式の写真しか載せていない商品がズラッと出品。
  • 新品なのに異常な安さ
  • 過去の評価が皆無の新規アカウント、もしくはほとんどない状態。

これらに全て、もしくはいくつか該当している場合、怪しすぎるアカウントです。値段がずば抜けて安いので飛びつきたくなる気持ちはわからなくもないですが、一呼吸おいてしっかり怪しいアカウントではないかチェックしましょう。

怪しいアカウントは、しばらくするとアカウントごと表示がなくなって、またしばらくすると別でおなじような奴が再登場…なんてのを繰り返しているので、運営とのいたちごっこを繰り返し何かやっている人たちがいるようです…。

こういうところで買うのは、運営がしっかり返金してくれるサービスでもない限りはやめておいた方が無難です。


4.購入する前にチェックしておきたい⑧つのポイント


①前玉、後玉の傷

「撮影に影響がない」と書かれているものもありますが、専門店でない場合は個人の感想でしかなく、実際使い方によってどう影響するか分かったものではありません。傷があるものは、私だったら避けます…。

②塵、埃、ゴミの混入状況

ズームレンズはこういうものが入りやすいので、多少の混入は当たり前と思っていたほうがいいです。ただ、サイズが大きかったり中央付近にあるものは映り込む可能性があるので避けたほうが無難です。

③クモリやカビ

これは絶対に避けるポイントです。カビについては、他のレンズと同じところに保管するのもできれば避けたほうが良いでしょう。

④傷やスレ、凹みなどの状況

筒部分やフードであれば微細な傷やスレは気にする必要ありませんが、凹みなどは落下や大きくぶつけた可能性がある個体となるので、避けたほうが無難かもしれません。

⑤接点のコンディション

レンズとカメラボディの接続部分、なんかやけに黄ばんでいたりとか、傷だらけだったりするものもあります。そういったものは避けたほうが無難かと思います。

⑥ベタつきの有無

これは以前、ヤフオクで落札して届いたレンズを開封し、拭いてみたらなんか手に黒いなにかがベトベトつくやばい奴がありまして…
 (最終的にすべて無水エタノールで拭き取り、もとのゴム塗装部分をすべて剥ぎ取りツルッツルの状態にして使いました。。。)

⑦タバコなど強い匂いの有無

コレも以前、ヤフオクでカメラボティを購入した際…とても顔を近づけて撮れるレベルではないくらいのタバコ臭で…即刻売り飛ばしました…

⑧中古販売店で低ランクの状況をチェック!

中古レンズ販売店(フジヤカメラさんなど)のWEBサイトで購入予定のレンズを検索しましょう。
良品・並品のものをいくつかチェックし、店員コメントや評価コメントで、「ホコリ多」「中玉***」などと書かれているものが全体的に多い場合は、ホコリが入りやすいレンズ、もしくは何かそういう傾向が強いレンズかもしれません。こういった場合は、フリマなどより実店舗で現物を確かめて慎重に選ぶか、他のモデルを考えたほうがいいかもしれません。

ただ、ここまで挙げてきたものは、こちらから確認せずとも商品説明欄にかかれていることも多いです。しっかり読んで、記載がない場合は意図的に書いていないケースもあるので必ず販売者に確認しましょう。 

フリマアプリやヤフオクは基本的にはノンクレームノンリターン、自己責任で買うところなので、少しでも不安がある場合は、専門店での購入や、新品を購入したほうが無難です。


5.中古で購入する際の金額目安は?


中古レンズを購入する際の基準としては、買ったレンズが気に入らなかったときに売り飛ばしても、購入額と買取額の差が、そんなにダメージがないレベルかどうか、という点です。

・マップカメラのワンプライス買取対象のレンズか?(※1)
・またその現金買取価格に13%足した金額からの差額に納得できる金額か?(※2)

元のレンズ金額にもよりますが、基本的には差額が5,000円程度なら、悩まず「買い!」です。業者からレンタルしてもだいたいそのくらいの金額なので、ちょっとレンタルしたくらいの気持ちでポチッといってしまいましょう。

また、いくつか購入したいなと思ってるレンズや気になるレンズがある場合は、マップカメラの現金買取が現在いくらくらいかを月1くらいでチェックしておきましょう。多少のアップダウンが繰り返えされているので、大体の金額感を把握することができます。

※1 ワンプライス買取は、レンズに大幅な欠陥がない場合、定額で買い取ってくれるマップカメラの買取サービスです。
※2 13%は、ポイント買取だと10%アップされ、さらに購入時の3%増額チケットがあると、合計13%増額で買い取ってもらえます。


6.中古レンズのおいしいポイント


フリマやヤフオクでは、「レンズフィルター」が一緒についているケースが多いです。中にはNikonの高級フィルター「ARCREST」がセットになっているのに、金額がレンズ単体分くらいの中古相場のものも見かけます。

「おまけ」としてついてくるフィルターの分も加味すると、なかなか美味しいものが出品されているかもしれません。


7.購入する際のおすすめショップ


これはもう、マップカメラの「夜市」一択です。

2024年現在、『LINE限定 中古特価セール』として不定期開催されており、週末前などに開催されることが多い印象です。(開催頻度は依然と比べてかなり減ったしまった気がしますが…)

LINE登録しておかないと通知が来ないので、マップカメラのLINE登録がまだのかたは、ぜひ登録してみてください。

セールは18:00から翌10:59まで開催され、通常のセールよりもなりおトクな金額で購入できます。開始直後に一気に売り切れるので、開始時間ピッタリにログインしておくがのおすすめです。

※「難あり品」「並品」を多く出すパターンのときもあるので、そういうときはスルーしたほうが良いかもしれません。「新品同」か「美品」がねらい目です。