最終更新日:2024/06/20
撮影機材に関する雑談シリーズ、今回は「ニコンのFマウント中古おすすめレンズ」です。
1.Fマウントでの「買い!」レンズ
Zマウントの登場に伴い、Fマウントレンズの買取価格もだいぶ下落し、中古市場に並ぶFマウントレンズはかなりお手頃な値段となりました。
私自身、過去にはナノクリのf/1.4単焦点は全てそろえたぞ!なんて時代もありました。(過去使ってきたレンズの話はレンズ沼の話で…)
Zマウント移行に伴いFマウントのほとんどを手放してしまいましたが、これまでに使った中で、「このレンズはすごかった!」という印象的なレンズをいくつか紹介してみたいと思います。
『AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED』
ナノクリFマウント単焦点レンズの中でも頭一つ抜けて、これ以上無い!というくらい最高のレンズでした。Fマウントのレンズは開放で撮ると若干甘い印象が少なからずあったのですが、このレンズ1.4から素晴らしい描写。少し離れないと撮れない105mmの焦点距離ですが、買って損はしません!絶対好きになります。ぜひ一度、手にしてみてください!
『AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G』
癖玉としても有名。1.4の独特なフワッとした写りは好みが分かれますが、2.8にするととてもシャープに。とてもユニークなレンズです。Zマウント移行した現在も手元に残しています。(めったに使う機会は無いのですが…当面は手元に残しておきたいレンズです。)
『AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR』
70-200の2.8通しレンズの3代目。これ、なんでもっと早く買わなかったんだろう?と思えるくらい、2.8から素晴らしい描写。純正Fマウント大三元ズームの中で、最も素晴らしい最高のレンズでした。
『AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED』
ニコンの超広角ズームとして有名だったレンズ。2007年発売の古いレンズで、今となっては出目金でフィルターもつけられず、フレアも出やすいレンズではあるのですが、ライブシーンの撮影でフレアをだして格好良く撮りたいとか、使い所によっては今でもバリバリ現役でいけるレンズです。Zでもマウント変換させて愛用中です。
2.おすすめしない純正レンズ…
『AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR 』
24-70の標準レンズに手ブレ補正をいれてきたレンズです。私自身とても楽しみで、予約して発売日に入手しました。
2.8での写りは多少あまさが残るものの、手ブレ補正は強力!シャッター速度落としてもバッチリ撮れる最高の…と思いこんでいたのですが、実は「方ボケ」を頻発するとんでもないレンズでした。
方ボケとは…?
例えば集合写真。センターの人にピントを合わせF8~11くらいで撮影した際、センターから右端まではとってもカリッとしっかり解像しているのですが、反対の左側は端にいくにつれ周辺に流れたピンボケのような描写となってしまう状態です。
もちろん何度も修理にだしました。修理出した直後は正常なのですが、しばらくするとまた方ボケ再発の繰り返し。発売日購入だったので初期ロットが駄目だった?個体差?と思い、実は買いなおしたりもしていたのですが、全くもって駄目駄目なレンズでした…。かなりお金を無駄にしてしまった残念レンズです。絶対におすすめしません。中古で見かけても手を出さないほうがいいです。
…ちなみにFマウントで24-70の2.8通しレンズをお探しなら、Tamron SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032) が非常に優秀なので、こちらをおすすめします。
…一応、補足しておきますが、すべての個体で同症状がでているものではありません。
ヨドバシの店頭デモでみた個体は正常でした。個体差がかなりあるのかもしれません。
ただ、私が使用した2本が超ダメな個体だった、ということです(涙)