最終更新日:2024/08/11

人気の秒で開閉できるソフトボックス、様々なメーカーから発売されているものの中から、前回のUlanziに続き、今回は大型の120cmタイプ「TARION」のSoftBeam OC-120Fという製品を購入してみた。

※65cmタイプのOC-65Fも購入したのでページ下部に補足追記(8/11)


さっそく開封!


1.第一印象、デカいのに軽い!

65cm/90cm/120cmのラインナップのうち、今回は120cmタイプのものを購入した。

デカいことは想像できていたが、実際に開封してみるとそこまで大きくはないな、と。
前回同様、横にAD300Proをおいてみた。

写真では伝わらないが、一番のポイントは「軽い!」という点。

2.裏地、中間ディフューザー、ディフューザー、グリッド

裏地はシルバー。今回はちゃんと中間ディフューザーを取り付ける機構がついている。
ディフューザーもマジックテープで内側に取り付けるというよくあるソフトボックスのタイプと同様。
グリッドのマジックテープは側面一部だけでなく全面についているタイプ。

  • 中間ディフューザー取り付け部分

3.開閉機構

開閉機構は非常に滑らかでスムーズに開く。結構力がいると思っていたのだが、つかむ部分もしっかり用意されていて、そんなに力をいれずに開くことができ、ロック時も普通にカチッとロックできた。
前回購入したUlanzi Fold DS80の半分くらいのパワーで開くことができた気がする。


閉じる際は、2箇所でロックされているので、指で両方をつまむ形で閉じることができる。これもそこまで強い力を必要とするものではなかった。

  • 閉じた状態

ちなみに、Amazonの販売サイトにある「ほんの一歩」、米Amazonでは「JUST 1 STEP」とのこと。

4.マウント部の金具

マウント取り付け金具の直径は112.9mm、厚み2.4mm、受け部は113.6mm。
このサイズに合致するマウントアダプターがあれば取り付けはできそうな構造をしているが、アリエクで検索しててもこれと合致しそうなサイズのものは見つけることができなかった。

  • Bowensマウントの取り付け部分


気になった点および特記事項


1.中間ディフューザーの取り付け方

金具のピンでひっかけるタイプが多い印象だったが、こちらはマジックテープ。取り付け部分の面積に対して、マジックテープがでかい!

どう取り付けるのが正解なのかよくわからないが、とりあえずくっつけばOKなのだろう。

2.グリッドがおおきい?

グリッドを付けた状態。私の付け方が悪かっただけかもしれないが、周辺の一部であまりピンと張った状態になっていない気がした。ただ、実用上は問題ないレベルと思われる。

3.AD300Proの光漏れ

置くまでしっかり差し込んだ状態でも、多少の光漏れが発生。

4.光源の位置

AD300Proは奥までしっかり差し込んだ状態だと、程よい位置で発光する。

AD300Proはこのタイプのもので差し込める限界位置まで奥に差し込んで固定している。

5.印字位置

ロック位置は移動を考慮し上に向けてとりつけると、Ulanziと同様印字位置が上下になってしまった。これはもはや、こういうものなのかもしれない?

6.グリッド

なかなかうまく丸まらないグリッドだが、側面全面にマジックテープがあるおかげできれいに丸めることができた。

7.光の具合

とても良好にみえる。弱めに発光させてもムラは問題なさそう。


購入価格


Amazon JPで13,999円。5%クーポンがついて13,299円で購入することができた。

同等サイズの他社製品は、SMDVのFlipPro44インチがあるが、こちらはグリッドとアダプターをセットで購入すると約6万円。これと比べると、1/4以下の価格で購入できたことになる。

※ちなみに今回購入したメーカー「TARION」はドイツのメーカーのようで、アリエクでは商品検索してもでてこなかった。


まとめ・感想


大型タイプのものだと、これまではGodoxの51インチ(130cm)アンブレラを使っていたが、ディフューザー部分の取り付けが大変で、なかなか容易に開閉することができなかった。

TARION OC-120Fは、こんなくっそデカいサイズなのに秒で開閉できる、しかもそんなに力をつかわずに開けて、なおかつ軽い!と、大満足のアイテムだった。

  • くそデカいのに秒で開閉できる。
  • かなり軽い!
    ちなみに公式1.4kgの案内だが、アダプター、中間ディフューザー、ディフューザーを取り付けた状態での実測値は1.02kg。付属バッグの中にグリッドをいれてすべて含めた状態で1.35kgだった。
  • 他社製品と比べて抜群のコストパフォーマンス
  • うちにあるディフューザーをすべてこの製品にリプレイスしたくなるレベルで気に入った。

そんなにディフューザーばかり買い揃えても仕方ないのだが、移動の多いスタジオではとても都合のいディフューザーとなる。他社と比べて価格はかなりリーズナブルなので、気になっている人はこちらのTARION製品がおすすめ!


(余談)65cmタイプのOC-65Fも買ってみた


基本的な構造は120cmタイプのものと同一のため写真は割愛するが、かなりの軽量だった。

ちなみに公式0.9kgの案内だが、アダプター、中間ディフューザー、ディフューザーを取り付けた状態での実測値は0.65kg。付属バッグの中にグリッドをいれてすべて含めた状態で0.85kgだった。

実測値としては非常に軽量なのでライトスタンドにとりつけて重さでずり下がっていくのが嫌な人には最適なアイテムなはずだが、、、余計なお世話かもしれないが、TARIONはもう少しちゃんとした実測値で商売をしたほうが良いと思う。