このページはこれから「スタジオ撮影」や「カメラマン募集」を始めようとしているコスプレイヤーさん向けに、なにかヒントになればと、ざっくばらんに作った「まとめ」シリーズです。

今回は「衣装・着替え」の話です。

1.1回の撮影で、何着くらいが丁度いいの?
2.衣装が壊れた!衣装のパーツがつけられない!つけ終わらない!
3.大変!カメラマンとの集合時間に着替えが間に合わない!
4.撮影後の着替え時間
5.撮影場所と更衣室が同じ部屋の場合…


1.1回の撮影で、何着くらいが丁度いいの?


これまでの経験上、『1DAYなら2着、ハーフなら1着』が、ゆとりを持った撮影が行える丁度よい着数と思います。

ハーフで2着は、どちらかの衣装の撮影が極端に短くなったり、撮影も駆け足気味になりがちです。また、使いたいブースが多い場合は、時間的に回りきれない、撮りきれない状況になりがちです。

複数衣装・キャラを用意している場合は、事前に何時から何時までこの衣装、何時には着替え…ということを予めカメラ側にもインプットしておくと◎です。


2.衣装が壊れた!衣装のパーツがつけられない!つけ終わらない!


1人では装着・取り付けが困難な場所へのパーツ取り付け、取り外しなどは現場で頼まれることが結構あります。

被写体さまが女性の場合は、トラブルを避けるため、こちらからは極力触れない、接近しすぎない、といったマナーは順守しているつもりですが、個撮の際や、あわせのメンバーが衣装的にすぐに対応が困難な場合は、仰っていただければ可能な限りお手伝いしますので、何なりと仰ってください。

カメラマンはあとからスタジオ合流が多いので、忘れ物があれば途中の100円ショップなどで買ってきてもらえることもあるかもしれません。

※結構買いに行ったことのあるカメラマンは多いハズ…

※私の場合は、ヘアピン、両面テープ、各種サイズの安全ピン、はさみ、瞬間接着剤など、補修部品もある程度は取り揃えてますので、「こんなことお願いしてもいいのかな?」なんて気にせず、なんでも言ってください。

ちなみに、他のカメラさんでも結構小物系持ってる人いたりしますので、困ったときはあれこれお願いしたり、もってないか聞いてみると良いかもしれません。


3.大変!カメラマンとの集合時間に着替えが間に合わない!


こんなことを書いたら、「私のことですか?」と今度会ったときに怒られそうですが、実際問題、大半の人は時間通りには間に合いません。

カメラマンの集合時間はスタジオの受付開始から1時間後に設定されるケースが圧倒的ですが、その場合、お伝えいただいた時間をオーバーして更衣室を出てこられる方がほとんどです。
むしろ、間に合うのがレアケースくらいの感覚です。(特に、女性のコスプレイヤーさんの場合)

ただ、、、、

・少し遅れます!あとちょっと!もうすぐ出られます!などの連絡後、1時間以上放置…
・連絡がないまま1時間以上放置…
・集合時間から2時間以上、音信不通のまま放置…

といったように、連絡がないまま長時間待機となるケースも少なくありません。

こちらも暇つぶしアイテムはたくさん用意しているものの、あとどのくらいかかりそうなのか、という目安だけは把握しておきたいところです。

また「少し」「ちょっと」の定義は人によって大きく違ってくるので、できれば目安となる時間で教えてもらいたいです。そして、連絡した時間を更にオーバーする場合は、再度目安の時間を教えてもらえると嬉しいです。

というか、ほんと、何かあったのでは?と心配になりますので、教えてください…(切実)


4.撮影後の着替え時間


スタジオの撮影終了時間は、完全退出の30分前に設定されているケースが多いですが、スタジオによっては完全退出時間のみで撮影終了時間の明記がないスタジオもあります。

時間ギリギリまで粘る方も結構多いですが、「私着替えるの早いんで!」とか「10分あれば余裕です!」という人ほど、だいたい間に合わないケースが多いです。

帰りはすっぴんで!とか、ほぼ普段着みたいな衣装だから半分くらいはそのままで!と割り切ってる方もいらっしゃいますが、やはり最低30分は着替え時間として設定しておいたほうが◎です。

なお、肌の色を変えていたり、衣装のパーツが多い方で、終了時の着替えに30分以上要する場合は、撮影開始時にあらかじめカメラさんに伝えておき、撮影終了時刻を意識してもらってたほうが◎です。

ちなみに併せなどの場合、もうギリギリだから着替えないと!と撮影を終了した直後に、急に「撮り忘れてた!」とスマホで自撮りを始められる方が多いです。多少余裕をもって撮影終了するのがおススメです!


5.撮影場所と更衣室が同じ部屋の場合…


スタジオによっては更衣室が設けられていない場合があります。そういったスタジオでは、撮影する場所=更衣室となります。

この場合は特に、男性カメラマンの集合時間は要注意です。
夏場や冬場など、待機場所がないところで、外で待つのは結構たいへんです。最低限の着替えが終わって入室可能な状態になったら、はやめに室内に誘導してくれると助かります。

まだ、ウィッグネットのまま(玉ねぎのまま)とか、完全な状態じゃないから見せられない…とか思うかもしれませんが、私を含め、かなり見慣れている人が多いと思いので、気にしなくて大丈夫です。

そして、もう一つ大事なのが撤収時間です。

同じ部屋で機材の片付けと着替えの両立ができない空間となりますので、コスプレイヤーさんが着替える前に、先に機材を室外や廊下に移動する必要があります。その分の時間も考慮して、タイムスケジュールを決めておいてもらえると助かります。
機材の多いカメラマンの場合は、どのくらい時間がかかるか、先に聞いておくと◎です。

※そうしないと、同じ部屋で「うしろ振り向かないでくださいね」って言って着替えることになってしまいます…(実際そういう現場も何度かありましたが…そうならないためにもぜひ、撤収時間は考慮してみてください。)