最終更新日:2024/12/20
ランサーズ、クラウドワークス、くらしのマーケット、ココナラ、タイムチケット、ミツモアなど様々な事業者がスキル売りマーケットサービスを展開しています。
こういったサービスは、利用者との接点が増えるというフォトグラファー側のメリットもありますが、一方で手数料をガッツリもっていかれてしまうというデメリットもあります。
最近話題の「手取りを増やす!」という視点でカメラマン側から見た場合、どこが一番もらえるのかを調べてみました。
各社の手数料
簡単にですが、スキル売り事業者サービスををいくつかまとめてみました。
利用者側からみた場合どこも同じだろうと思っていたのですが、利用者側も手数料が必要なサービスと、利用者側には手数料がかからないサービスがありました。
ここに挙げた6社の場合、手数料に多少のばらつきはありますが、税別・税込による表記の違いで、①②③は実質22%、④⑤は実質27.5%、⑥は35%の手数料がかかることになります。
①ランサーズと④ココナラは利用者側も5.5%の手数料の負担が発生!
…じゃー手数料かからないところに!と思いたくなりますが、最終的にスキルマーケット事業者は22%もしくは27.5%の手数料負担を求めていますので、結果的に負担を双方でするか、スキル提供側に全ておしつけるかという話のようです。
利用者側も少し負担することで「スキル提供側の手取りを増やせる優しさ」と考えてみるのも良いかもしれません。。。
手取りが増えるのは?
仮に30,000円で出張カメラマンに依頼をした場合、カメラマン側の手取り額はこんな感じで差がでます。
この6社だと、「いちばん手取りが増える!」のは①ランサーズの25,050円。
最下位の⑥ミツモアと19,500円。受取額で5,500円の差が出ます。これは結構デカイ…。
時点候補は②クラウドワークスと③くらしのマーケットが共通で23,400円。5.5%分の手数料もカメラマン側に押し付けた状態となりますが、利用者側の負担が利用時の額面から追加されない=わかりやすい料金体系とも言えます。
次にココナラ、タイムチケットと続き、最後はミツモア。なんと35%。AppStoreでおなじみアップル税の30%より高い手数料です。
手取りが増えるのは?
実際にいくつかのスキルマーケットに登録をしているので、それぞれの使い勝手や感想を。。。
①ランサーズ
パッケージとしての販売も登録できたり、マイページ的なところにアクセスしてきた人に営業連絡を自動で送れるなど、使い勝手が良い印象です。ただ、見積もり依頼の連絡をしてきてそのまま音信不通になる新規作成アカウントも多い印象で…ちょっと悲しくなります。
過去の撮影データも、掲載サイトへの誘導が禁止されていないので、個人的に使い勝手も◎で好印象。
②クラウドワークス
仕事を探すで検索すると、ちょっと怪しいものも結構ひっかかって鬱陶しいところや、見積もりを送って手を上げても、未返信のままどことも契約せずに放置する募集者も多い印象。悪くはないが、良くもないなーと。
③くらしのマーケット
Abemaの広告をみてなんとなく登録したサイト。PCから開いてもスマホサイトがスマホサイズで表示される一風変わった(古い)サイトだが、登録した当日に担当者から電話がかかってきて説明などあれこれしてくれて、サービスページの基本レイアウトも担当者側でつくってくれる、なかなか良心的な事業者。これなら手数料をとられても、納得できるレベル。
これまで別でご利用いただいたことのあるお客様に応援メッセージを書いてもらうことができるシステムがあるのも◎。
ただ、サービスページからの外部リンクは一切NGなので、私のように他所に転載できない写真のしごとがメインだと、サンプルとして掲載できるものがないので辛いところ。。。
④ココナラ
実は一番最初になんとなく登録したのがここ。利用者側のメアドには割引チケットが頻繁に送られて来ている。その分、手数料に跳ね返っているということかもしれない…。
⑤タイムチケット
…すみません、未登録です。
⑥ミツモア
仕事の獲得方法が特殊すぎて、一言で言えばわかりにくい。
自動設定にせず手動で連絡をしようとすると、別途手数料がかかり、それでいて成約時には35%ももっていかれるのだからたまったものではない。ただ、高い手数料分、しっかり広告宣伝をやっているのか、仕事の依頼をだす人は、ここが一番多いのかもしれない。
まとめ
サービスの利用者目線としては同じ金額を支払っていても、仕事を受ける側は、サービスによって16.5%~35%と大きな差のある手数料を差し引いた状態の金額を受け取ることになります。
もちろん、スキル提供側が納得できるレベルで手数料に見合ったものが提供されていると実感できていればよいのですが、正直、もらえる額は多いほうが嬉しいところです。
私もいくつか登録しているスキルマーケットサービスですが、いままで繋がりのなかったお客さまと繋がれるありがたいサービスであることに違いはありません。ただ、サービス利用者に対しての直接的な営業、自社サービスへの直接依頼誘導などをしてしまうと規約違反でBANされてしまうので、なんとももどかしいところ。
スキルマーケット販売価格はどうしても各サービスの手数料相当額を追加した金額でご案内する形になるので、スキルマーケットを介さずに直接検索して、直接ご依頼いただけるのが一番ベストです。
※スキルマーケット経由で来られた方は、ずっと当該スキルマーケット経由でのご案内となってしまいます。(利用規約上やむなしなのです。)