最終更新日:2025/2/18
2019年に発売されたLS-65C。2万円弱と気持ち割高なところがあるが、約815gで270cmまで伸び、耐荷重も3kg。安定度も高く、持ち運ぶには、私が知りうる限り最高のライトスタンドだ。買い足して買い足して、現在は3本愛用している。
ながらく愛用してきているLS-65Cだが、2024年12月に第2世代モデルとしてリニューアルし、脚の幅を狭くできる特殊モデルG2bなるモデルが登場した。狭い通路などでスタンドを立てる時、もう少し脚が縮められればな…と思うシーンがこれまで何度もあった。
これは!と思い、さっそく購入してみた。
良かった点
◎狭いスペースでも脚を縮めらえる特殊仕様モデルの登場 ※(G2b)省スペース版
新旧のモデルを並べて置いてみた。
どちらも脚を一番狭く自立できる状態で立てた状態。
この状態だけでわかるように、この長さの分だけ高さに差が出る。
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◎重りをひっかけられるアルミフックがついた
ちょっと不安定だなという時や、ベタ置きできない時に活躍してくれそうなフックだ。
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◎3段目が回転できるようになった
3段目のグレーの部分が回転できるところだ。
従来は上に取り付けた側のネジを緩めて回転させるか、スタンドごと回転させるしかなかったが、これに選択肢が増えた形だ。
上が重いとガタンと下がってきそうで怖いが、シーンによってはありがたみを感じることがあるかもしれない?
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◎先端ネジが3/8インチネジから1/4インチネジになった
左が新型、右が旧型だ。
取り付け部のアイテムを忘れてしまった時にも、これに無理やり取り付けることができる。良くはないが、いざという時には…
なお、新型についている黒いプラスチックのカバーは外して使うのかなと思ったが硬くて取れなかった。。。なんだろう、この謎カバー?
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正直、脚を狭くできる!という点以外は、特にうん、まぁ、そうですね、、、というくらいの感じだ。
残念な点
× 脚が短くなっていた…
新旧を並べてみた状態。
左が新型、右が旧型。
脚のゴム1つ分短くなってしまっていた。
ここは長ければ長いほど良い!と思っていたので、この変更は正直残念に感じた。
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× 全伸高が1cm短くなった…
先ほどのゴム1つ分の差の影響?という気もしなくもないが、公式スペック上、1cm短くなってしまっていた。。。
2世代目なのになぜマイナス?と…。
× 重量が増えた…
旧型:約815g
新型G2a:約895g
新型G2b:約882g
せっかく軽くて良かったアイテムを重くしないでくれ…と。。。。
短くなったり、重くなったりと、2世代目としてはかなり残念に感じられるところだ。重量に関しては複数持ち歩くとその分膨れ上がるので、ちょっと辛いところだ。ただそんな残念な点を補って余りあるのが脚の幅を狭められるという点だ。これはもう感謝しかない。
ライトスタンド購入時の決め手
(持ち歩く前提)
持ち歩かないなら、重くガッチリしてて3mくらい伸ばせるアイテムを買うのがベスト。砂袋を乗せやすいC型のスタンドでもいいかもしれない。ただ、持ち歩き(持ち運び)前提となると話はだいぶ変わってくる。
個人的に重視しているポイントがこれだ。
①重量
多い時は5~6本持ち歩くので、1本あたりの重量はできるだけ軽いほうがいい。少なくとも1本あたり1kgは切ってほしい。
②耐荷重
よく使うAD300Proが1本1.25Kg、ディフューザーもつけたとして2Kg。AD300Proを2つくっつけることもあるので、少なくとも3Kgはあってほしい。
③長さ
バックライトとして被写体ななめ後方上部から照らすこともあるので、3m近くいけるのがが理想。
④脚がベタ置きできる
持ち歩き前提のライトスタンドに大事な点は転倒防止。地面にベタ置きし、上にカメラバッグなどに置けるものがベスト。ベタ置きできないものは除外している。
⑤お値段
基本的に消耗品。あまり高すぎるものはあれだが、1本あたり2万未満であってほしい。
⑥メンテナンス性
保守部品が購入できるのか、修理できるのか?という点も大事。安ければ買いなおせばいいが、保守部品が買えて自分で修理できるとなおさらベスト。
まとめ
これらの点の多くをクリアできるのがNissinのスーパーライトスタンドLS-65Cだった。
現在は正当進化モデルのG2a、特殊仕様モデルのG2bにわかれた2世代目となった。多少残念な点もあるものの、脚の幅を縮められるLS-65C(G2b)は非常にありがたい存在だ。
ちなみにG2bのモデルはここまでイケる!
当然自立はしないが、壁や柱に括りつけたりと使い方の幅はかなり広がりそうだ。
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