最終更新日:2025/2/11
人気の秒で開閉できるソフトボックス、様々なメーカーから発売されているものの中から、Ulanzi、Tarionに続き、今回はTRIOPOのK3-55、K3-90の2サイズを購入してみた。
Triopo K3とは?
Triopo K3シリーズは、先日紹介したTarionと同一構造に見える製品で、Tarion製品より2割~4割くらい安く購入することができる。グリッド不要な方ならさらに安く入手することも可能だ。
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価格は25/1/30時点のものなのでご参考まで。アリエクはコインがたまっていればさらに-1,000円くらいで購入することができるかもしれない。
今回はグリッド付の55cmタイプが4,549円、90cmタイプが5,837円でそれぞれで購入することができた。
TARIONとの違いは?
布地、裏地、中間ディフューザー、ディフューザーなど基本的な作りは完全に同じものに見えた。
違いがあるとしたらメーカーの印字くらい…と思いきや、違う点が1つだけあった。それは…
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TARIONとの違い
1.埋められた溝…
上部取り付け部分。TARIONは空洞になり奥が抜けて見えている状態に対し、TRIOPOは何か埋め込まれている状態。
何かストッパー的な役割をしているのか、TARIONは取り付け後にディフューザーを回転させて印字の向きを変更したりできたが、TRIOPOはコレがある影響なのか回転させることができなかった。(ガッチリはまった状態)
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この埋まった溝の影響で、付属で入っていたBowensのマウント変換も、ぐっと押し込まないと入らない状態。55cmの方に至っては埋め込まれた黒い物体がすこし手前に来て浮いており、かなりの馬鹿力をこめて押し込んでようやく入るような状態だった。90cmタイプはちょっと硬い程度だったので、55cmはもしかした初期不良品だったのかもしれない。
アリエクと紛争して返品しようとも考えたが、多少削れば行けそうな感じだったので、100均のダイヤモンドやすりでガリガリけずってみると、金属製のプレートはすんなり入るようになった…。
2.TR-07Cが入らない…。
TR-07Cとは同社製のオプションパーツであり、GodoxのS2ブラケットに似たアイテム。
これがあるとAD300Proをスムーズに取り付けることができるようになる…はずなのだが、90cmタイプはなんとか押し込めば入る状態。55cmタイプに至っては隙間にハマる気配すらしない状態だった。
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※55cmタイプは付属の変換プレートが入るところまでは削ったが、それでもまだTR-07Cを入れるには削り足りない状態だった…。もう少し削らないと駄目なようだ…。
さらに問題は取り付けた後!
先ほど言った通り、ストッパー的なやつが強力で回転しない状態となり、指での取り外しができない状態となってしまった…。
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取り外すにはこの金属のバーを下にスライドする必要があるのだ、こんな狭いところにどうやって指を突っ込めというのか?(怒)
TRIOPOの製品開発担当者は、もう少し自社製品をしっかりチェックしたほうが良いと思う。
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3.グリッドの材質も違ってた!
よくみると、付属してきたグリッドの素材も異なっていた。
TARIONはナイロン?で多少光沢がある薄くペラい感じなのに対し、TRIOPOについてきたものは厚手の不織布のような素材。どちらをつかっても、そんなに違いは無さそうに思われる。
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※購入時期によってついてくるものの材質は異なる可能性もあるかもしれない。
まとめ・感想
この秒で開閉できるソフトボックスはまさに革命的なアイテム。
仕事ではアンブレラを使うことが多かったが、最近はもっぱらこればかりになった。なんといっても現場での展開・撤収スピードが圧倒的!
55cmタイプは初期不良?っぽい感じのものをつかまされてしまった感が否めないが、普段もちあるいてるリュックの後ろのスペースにピッタリいれることができたので、サイズ的には非常に好感。(65cmタイプだと、リュックのサイズから飛び出てしまっていた…)
価格としてはTRIOPOは非常に安く購入することができるが、現状としては溝が埋められていないTARIONのほうが使いやすいかもしれない。
…もしかしたらTARIONも今は埋まっているかもしれないし、なんなら埋まっていないTARIONが初期不良品だった可能性も否めない(笑)
…余談だが、TRIOPOの90cmタイプが届いたときの段ボールの状態がこちら。
アリエクはボコボコで届くのがデフォなので、こんな状態でも中身がOKなら気にしない!という人向け。
こういったところも含めて、不安な人はちゃんとしたところ(何かあっても返品しやすいところ)で買うのが一番だ。
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