最終更新日:2024/11/28

当初購入予定はなかったのだが、アリエクの割引で36,000円ほどの価格となり、ついうっかりポチっと購入してしまった。

個人的に気に入った点とダメな点、「AD200Pro」無印用(1型)の周辺機器が使えたかどうかをまとめてみたので、ご参考まで!


良い点①「付属の充電器」


AD200Pro/300Proユーザーにはおなじみだったデカい充電器(Godox C29)は同梱されなくなり、代わりに「Godox UC30」というUSB Type-C接続の小型充電器が付属するようになった。
外に持ち出して充電する時に嵩張らないという点で大変ありがたい変更だ。

ちなみにこれまでもUSB Type-C接続の充電器が無かったわけではない。
Amazonやアリエクで「Godox UC29」で検索するとでてくるのだが、ものすごく充電速度が遅いという問題があった…。

今回AD200ProIIに付属するGodox UC30は、この問題が解決されており、PD対応で高速に充電ができるようになっている。新型のUC30、旧型のUC29、AC接続のC29それぞれ、充電器の裏面表示内容は以下の通り。

Godox UC30は2900mAhのバッテリーを約1.6時間ほどで充電できることになる。
ちなみにUC29は、1Aで約16時間、2Aで約6.8時間。コンセントからのC29は約2.6時間かかる計算となるので、今回付属の充電器は一番早く充電できることになる。

(素人計算なので違ってたらゴメンナサイ…)

参考までに付属バッテリーについても少々触れておくと、こんな感じで容量に若干の差がある。AD300ProのWB30Pだけは所持していないが他の5種はすべてUC30で充電ランプが点灯したので問題なく充電できるものと思われる。

AD200Pro/200ProII用バッテリー

WB29DC14.4V 2900mAh 41.76Wh
WB29ADC14.4V 3000mAh 43.2Wh
WB29BDC14.8V 3100mAh 45.88Wh

AD300Pro

WB30PDC14.4V 2,600mAh 37.44Wh
WB300PDC14.4V 2,600mAh 37.44Wh
WB300PADC14.4V 3,000mAh 43.2Wh


良い点②「1/512発光」と「LEDライト」


まずは1/512発光。

1/256より弱い光で発光させたい!というシーンがこの先の人生でどのくらい待ち受けているかは未知数だが、撮影の幅が広がることは確かだ。

参考までに左が1/512、右が1/256で撮ったもの。

1/512で発光させるには、1/512に対応したGodoxのトリガー(コマンダー・コントローラー)が必要となるが、2024年11月現在、対応している機種はXproIIとX3だけの模様。
「Xpro」はFirmware1.7で1/256まで、「X2T」はv1.4で1/256までしか選択することがでず、残念ながら対応していないようだ。

ちなみに比較画像の後ろにあるのがAD200ProIIの箱なのだが、箱がかなりボコボコ状態なのは、私の開け方が雑…というわけではなく、毎度おなじみアリエクの洗礼だ。

つぎにLEDライト。

200Pro無印はガラスチューブをつけるとLEDライトが点灯しなかったが、今回付属する新しいフラッシュヘッドH200J IIは周りに円形のLEDライトが追加され、さらにバイカラー対応で2800K-6000Kの間で変更可能となっている。標準のヘッドも単色からバイカラー対応のものへ変更されている。

ちなみに標準ヘッドでLEDを100%出力で使うとすぐにファンが回りだした。

ファンは小型なので、それなりに音はするが静かな方だとは思う。


ダメな点①
グループの切替物理ボタンが無い


個人的に最も辛かったのがコレ。

これまではボタンを押すことで「A→B→C→D→E→A」とループしてくれていたものが、メニュー画面に入ってから操作して切り替えないといけなくなってしまった。

  • ①メニューからWirelessを選択しSETボタンを押下

A~Eを照明のセッティングにあわせて頻繁に切り替えを行っている身としては、都度メニュー画面に入って切り替え操作が必要となるのはなかなかにストレス。

ただこれは、頻繁に変えることがない人であれば誤操作で切り替わったりしないので良いポイントかもしれない。。。


ダメな点
電源ONが「長押し+ダイヤル回転」に。


AD100Proの電源ON/OFFと同様に、電源を入れる際は電源長押し後、ダイヤルを回さないといけなくなってしまった。

常にバッテリーをつけっぱななしの人にとっては鞄の中でいつのまにかONに…という現象を回避することができそうだが、1型に慣れている人間からすると一手間増えてしまった印象は否めない。

とはいえ、頻繁にON/OFFするものではないのでまぁいいかという程度。


手持ちの「AD200Pro用」機器は使えたのか?


  • このまま持ち歩くのは少し不安

Godox AD-S15

新型フラッシュヘッドH200J IIにも問題なく取り付けることができた。持ち運びはこれがないとちょっと不安…。
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Godox H200R

200ProIIのボディにも問題なく取付可能。ただし、LEDはバイカラーにならない。
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Godox AD-B2

200ProIIについてきたガラスチューブは問題なく取り付け可能。200ProIIボディーも取付可能。
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Godox EC200

AD200ProIIのボディ側は接続可能だが、ヘッド部分は200ProII付属物には追加端子の突起があり物理的に取付不可。
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Godox AD-S17

通称「きのこ」ヘッド。これはダメだろうと思ったが、普通に取り付けることができ、発光させることができた。
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AD200ProIIのボディ側は新規に追加された端子部分が邪魔しないので、従来のヘッドも取付可能となっている模様。一方ヘッド側はLEDのバイカラー制御用?の端子が飛び出ているので旧型ボディに取り付けできない状態となっている。

左が200ProII、右が200PRo