最終更新日:2024/06/07

以前、ケンコー・トキナーさんのアウトレットセールで購入した「ノスタルトーン」のオレンジとブルー。どのくらい違いが出るのか、比較してみた。


どんなフィルター?


メーカーサイトによると、
ノスタルトーンは見慣れた風景さえ「アニメのワンシーンのように」心揺さぶる情景に表現するフィルターを目指して生まれたフィルターです。」とのことで、世界をノスタルジックに表現できる!という特殊効果フィルター。

実売価格は82mm径で7,500~8,000円前後。

メーカー:Kenko
製品名:スターリーナイト
通常販売モデル:49~82mm径
発売:2022年5月27日
公式サイト:https://www.kenko-tokina.co.jp/lp/nostaltone/

公式サイトを見るとノスタルジックな写真が並んでいる。
ここで気になるのは、じゃー、何の変哲もない普通の景色とったらどうなるのか?という点。

せっかくフィルターもマグネット化で付け替えしやすくさせたので、利便性も含め、近場の橋から比較撮影してきた。


ノスタルトーン ブルー


撮影は2024年5月21日、14時ごろ。丸子橋から東海道新幹線・横須賀線の鉄橋方面にカメラを向けて撮影。天気はところどころに雲がある状態の晴れ。

左がNikon ARCRESTフィルター装着時、右がその上からノスタルトーンのブルーを装着した状態。

カメラ:Nikon Z8
レンズ:Z 24-70mm f/2.8 S
焦点距離:24mm
設定値:ISO100、WB5500、f/8、SS 1/1000秒

こちらは70mmにズームした状態。

カメラ:Nikon Z8
レンズ:Z 24-70mm f/2.8 S
焦点距離:70mm
設定値:ISO100、WB5500、f/8、SS 1/1000秒

構造物の影が薄くなっているせいか立体感が弱くなって、2Dの絵に寄っていったけど、あと一歩二歩三歩たりてない、という感じだろうか。


ノスタルトーン オレンジ


先ほどと同様、左がNikon ARCRESTフィルター装着時、右がその上からノスタルトーンのオレンジを装着した状態。

70mmにズームした状態。

※撮影の設定値はブルーと同じため割愛

オレンジは、ぱっと見、単純に色温度を変えて撮っただけのように見えなくもないが、細部を見ると、、、、と言いたいところだが、そんな変わった印象はなかった。


ブルーとオレンジの比較


今度はブルートオレンジを比較してみます。
右がノスタルトーンのブルー、左がオレンジ。まずは24mmから。

70mmにズームした状態。

こちらは同じ橋から反対方向に撮影したもの。

※撮影の設定値はブルーと同じため割愛

マグネットフィルターの嵩が増えている分、周辺に多少のケラレがでているのが気になるが、そこは多少ズームして撮ればいいだけなので、気にしないでほしい。


別日に…


これまたお昼時にZ135mm f/1.8 Plenaで撮影したデータもせっかくなので置いておきます。左がブルー、右がオレンジで、WB5000で書き出したものです。


まとめ


フィルターの面白さとしては、「オレンジ」だと色温度を変えただけで似たものが撮れそうなので、どちらかと言われれば「ブルー」が一歩リードしている気がする。

ただ、どちらも常用したいかと言えば、答えはNO。たまに気分を変えたいときに使うフィルターとして持ち出すならブルーかな?と。

ちなみに、平凡な公式サイトをみると、フレーム内に強めの光源、もしくは光源による影響をうけたものが多い。このため、今回のような光がない平凡な風景をとってしまうと、効果はイマイチなのかもしれない。

ちなみに、同様のレトロ系特殊フィルターは他社からも発売されているので、機会があれば試してみたいところ。
◆marumi(2022年7月14日発売)
 なついろパンチ!/アルプスパンチ!
◆H&Y(2023年1月25日発売)
 Magnetic Retro Color Orenge

ちなみに、今回、最高に良かったのが、マグネット化させておいたレンズフィルター。

非常にスムーズな交換!ノーストレス!比較撮影もあっという間に終わってしまった。
いろんなフィルターを使いながら撮影を楽しみたい場合は、マグネット化させておくとスムーズに交換できて、大変おすすめです!(マグネット化に関する話はこちら


今回使用したフィルターのお求めはこちら(Amazon)


ノスタルトーン オレンジ

ノスタルトーン ブルー

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