最終更新日:2024/08/05
人気の秒で開閉できるソフトボックス、様々なメーカーから発売されているが、今回は他社と比べて半値以下で購入できる「Ulanzi」のFlod DS80という製品を購入してみた。
※他社製品の情報リストは長くなって見づらいので別ページに移動しました。
さっそく開封!
1.思いのほか、大きい。
DS60/DS80の2タイプがあり、今回は80cmのグリッド付きのものを購入。
商品ページに載っていた商品写真から小さい印象をもっていたので、受け取った時、お、でかい!となった。
サイズ感がわかりやすいよう、AD300Proを横に置いてみた。
2.裏地
中華ソフトボックスによくみられるタイプの一般的なシルバータイプ。
3.ディフューザー、グリッド
マジックテープで内側に取り付ける、よくあるソフトボックスのタイプと同様。
4.開閉機構
上下に引っ張れるような物がついており、実際両方外すことができる。
…が、構造上、上側しか意味がない。もう片方は外したところで多少動かすことができるが、構造上ソレ以上は動かない仕組みになっており、実質無意味なものと考えて良さそう。
開く際は多少の力が必要だが、一本一本くみたてて最後の一本を死ぬ気で埋め込むタイプと比べたら、比較するのもおこがましいレベルで楽。GodoxのAD-S65Wの傘を開くときの半分くらいの力で取り付けができる感覚。
5.マウント部の金具
マウント取り付け金具の直径は134.7mm、厚み2.3mm、受け部は135mm。
このサイズに合致するマウントアダプターがあれば取り付けはできそうな構造をしている。
アリエクで検索してみると135mmのProfotoやElinchromのアダプターも販売されていた。使えるかどうかは不明だが…どちらのマウントも私は所持していないので付属のBowensだけで十分だ。
Godoxマウントがあれば…とは思ったが、見つけることはできなかった。
気になった点
1.中間ディフューザーが存在しない
中心部と外周でムラが出る可能性は否めない。SMDV製の32G(80cm)モデルは中間ディフューザーつきのようなので、ここは大きい差かも。(自分でつければ良いという話しもなくはない。)
多少意地悪めな設定で発光させてみたが、そこまできにするほどではないかもしれない。
2.AD300Proは奥まで突っ込んギリギリ
AD300Proをこれ以上奥まで突っ込めないところまでいれてもこの状態。もう気持ち前まで出てほしいところ。AD300Proの光量を完全に生かしきれない可能性も。
3.AD300Proは光漏れが激しい。
上記状態で発行すると、この隙間から強めの光漏れがあり、暗い環境でしっかりとるときは問題となる可能性がある。
4.AD200Proを入れた状態では?
通常より奥に突っ込むとちょうどいい感じになる印象で、光漏れもだいぶ少なくなった。
ただ、この状態でソフトボックスを閉じると、思いっきりガラスプロテクターにぶつかってしまった…。取り付ける際はこの長さ、気を付けたほうがいい。。。
5.Ulanziの印字位置
ロック位置は移動を考慮し上にむけてとりつけることになるが、この状態でUlanziの印字位置は上下になってしまった。
横で見えるようにすると、閉じるときにこうなる・・・。ちょっと残念に感じられるポイント。
6.グリッドの片づけ方
これはこの製品に限った話ではないが、グリッドをうまくしまう方法がないものかと、常々。
元のサイズにもどらない。
購入価格
ちなみに今回も購入は毎度おなじみアリエク。基本的に運送中にフルボッコされて届くことが多いので、骨おれてたりするんじゃないかとおっかなびっくり注文してみたが、強めな段ボールに入って届いた。相変わらず段ボールはボコられた感があったが、そこまでではなく中身は無事だった。
価格は80cmサイズで11,894円。セールやコインの割引で9,613円。この価格でグリッド付き。
まとめ・感想
このタイプのものを使うのは初めてなので、あまり参考にならないかもしれないが、、、
- 従来の1本1本組み立てるタイプや1本ずつ起こしていくタイプとは比べ物にならないくらい簡単に開閉できるが、多少の力は必要。
- 両方引っ張らないと閉じられないかと思いきや、ワンタッチで閉じることは可能だった。(片方は実質飾り)
- そこまでシビアな状況下での撮影でなければ、他社製品の半額以下でコストパフォーマンスは良い。
- 重量は公式0.83kgの案内だが、アダプター、ディフューザーを取り付けた状態での実測値は0.92kg。付属バッグの中にグリッドをいれてすべて含めた状態で1.27kgだった。
ちなみに白いディフューザーはつけっぱで片づけられる。写真は外に見える状態だが、内側に押し込んでしまうこともできる。(シワを気にしなければ…)
価格で悩んでいるなら、Ulanziという選択肢もアリかもしれない。