最終更新日:2024/08/06

新しいPCへ丸ごとリプレイスするか、一部追加・交換して延命するか非常に悩ましいところ。

昨年のタイミングでは、2024年になったらIntel 14世代目のCPUをベースに更新する!というつもりだったのだが、想定外の円安影響でいろんなものが高すぎ状態。さらにはIntel 13世代14世代のCPUにトラブルも発生していたようで、、、

ひとまず、全入れ替えは見送りとし、問題の発生している箇所をふくめ、中身を一部リフレッシュすることにした。


発生していた問題


  • Lightroomの書き出しを高速化したい。(GPU交換)
  • 再起動するとPCからビープ音が3回。(メモリエラー)
  • 撮影データ置き場の8TBミラーHDDが満タン!(HDD増設)
  • 現像用データ置き場としてRAMディスク上だけで足りないときがある。(NVMe増設)
  • OSドライブのSSDのTBW折り返し問題。(SSDの負荷分散)
  • 音楽CDの取り込みができなくなった。(光学ドライブ交換)

これらを解決すべく、中身をちょっとずつ入れ替えることに。


変更した構成


旧構成
  • CPU:Intel Core i7 8700 3.2GHz
  • M/B:MSI Z370 TOMAHAWK
  • MEM:DDR4-2166 16GB✕4(64GB)
  • GPU:GeForce GTX 1060(6GB)
  • OSドライブ:INTEL SSD 760p M.2 512G8
  • 光学ドライブ:LG GGW-H20N(BD/HD-DVD両対応SATAドライブ)
  • 内蔵HDD:8TBミラー×2(4台)
新構成
  • CPU:Intel Core i7 8700 3.2GHz
  • M/B:MSI Z370 TOMAHAWK
  • MEM:DDR4-3200 32GB×2(64GB)
  • GPU:GeForce RTX 4060 Ti(16GB)
  • OSドライブ:INTEL SSD 760p M.2 512G8
  • M.2:fanxiang S880 M.2 SSD 2TB
  • 光学ドライブ:Pioneer BDR-X13J-S
  • 内蔵HDD:8TBミラー+20TBミラー+8TBシングル(5台)

Lightroom Classicの書き出し処理を快適にするため、GPUメモリを16GBも積んでいるアイテムを導入した。詳細については現像高速化のページにまとめているので気になるかたはどうぞ!

これまで8TBミラーHDDに撮影データをまとめて保存していたのだが、昨年、満タンとなってしまい、古いものを別の空いてるHDDに移動させたりとなんとかもがいていたが、限界となったので思い切って購入することに。

8TB以上の大容量HDDの購入は今回が初めてだったので、何TBにいくか結構迷ったが、最終的な決め手は1TB単価でみたときのお値段×コストパフォーマンス。16TBがタイムセールで安かったが、単価でみたとき20TBでも料金か変わらなかった。。。

ということで『Seagate Exos X20 20TB ST20000NM007D (整備済み品)』を2台購入して、8TBミラー1組と入れ替えることに。

お値段は2台で8万円ほど。
1TB単価2,000円なので、なかなか悪くないお値段。

分散保存させていた撮影データを再び1箇所に保存することができたうえ、さらにまだまだ余裕がある状態。これはもっと早めに決断して入れ替えておけばよかったと後悔。

ちなみにミラーリングを設定してから処理が完了するまで丸3日かかった。さすが20TB。クッソ長い。。。
なお、100%になってもしばらく終わらなかった。%の表示はあまり正確ではないのかも。

懸念していた「整備済み品」だが、メーカー再生品で密封状態で届いた。当然中身も空。PCに組み込んでみたところ、なかなか激しい動作音がした。近年のHDDは静かな印象だったので、これは不良品か?とおもいYouTubeを検索してみたところ、こんな動画をみつけた。
大容量系HDDは総じてうるさいらしい。とりあえず不良品ではなかったようで一安心。

これまでは64GB積んでいたメモリのつかっていない余剰領域をRAMディスクとして、写真を現像処理する際のデータ置き場として使っていたが、撮りすぎた時や、数日撮影が続いた時は置き場が足りずOSドライブのSSD上に配置してしまっていた。

SSDのTBWがまもなく折り返ししそうなラインにいってしまってたので、延命すべく空いてたM.2スロットに2TBのNVMeを追加することに。

Gen4のNVMe 2280でそこそこ速度のある2TBのものなら正直メーカーはどこでも良かったのだが、買い時を逃して多少値段が以前より高くなってしまっていた。

そんななか、たまたまみつけたセール価格で購入したのがこちら。

「fanxiang S880 M.2 SSD 2TB」。

購入時のお値段は14,384だった。

Cドライブのマイドキュメントやデスクトップ、ダウンロードといったデータの出入りが大きいところはすべてこのNVMeに割り当てを変更し、極力Cドライブに負荷がかからないように変更した。

PCを再起動するとビープ音が3回鳴るようになってしまい、何かしらのメモリエラーが発生している状態となってしまっていた。なんとか起動して使えていたので騙し騙しやっていたのだが、Lightroomが途中で落ちたり、たまに挙動がやたら遅くなったりと一部不安定な事象が発生していた。

4本刺ししていたメモリを2本抜いてみたところビープ音が鳴らなくなったので、メモリ自体がダメになっていたのか、マザーボード側の問題なのか、、、自作PC熱が高かった昔なら、検証用のPCにさしてあれこれ原因調査したところだが、いまやそこまでの情熱はなく、、、。

このまま32GBで行こうかと思ったが、いろいろ処理することを考えると若干物足りない状態。
今更DDR4のメモリを買うことに抵抗がなかったわけではないが、そんな高いお値段でもなかったので32GB×2枚に入れ替えることにした。

ちなみに今回購入したのはCrucialPro DDR4-3200 32GB×2。
型番「CP2K32G4DFRA32A」

Yahoo!ショッピングの割引で17,000円くらいだった。

RAMディスクは解除せず、Chromeのキャッシュ専用とし5GBを割り当てておいた。

Blu-rayもHD-DVDも再生できる両対応のLGの光学ドライブを長いこと利用していたのだが、iTunesで音楽CDを取り込もうとした際、数秒で完了し、数KBの謎のデータが保存される、、、という妙な壊れ方をしてしまった。仕方なくこちらも買い換え。

せっかくなので、『データ読み取り精度を高めた「PureRead4+(原音再生)」』という機能を搭載しているちょっといいモノ「ドライブPioneer 外付けBDドライブ BDR-X13J-S」を購入した。お値段はクーポンやら割引で19,700円ほど。

公式サイト曰く、”CDオーディオの再生時、ディスク上の傷・指紋・ディスクの成型不良などによって、オーディオデータが正しくリードできなかった場合、読み取り方法を調整し、再読み取りを行ない、エラーデータ補間の発生を低減する”というもの。TSUTAYAでレンタルすることが多いので、CDの取り込み精度がワンランクアップすることだろう。(たぶん)


まとめ


結局、ケースと電源、CPUとM/B以外は交換してしまい、総額としては20万5,000円に。
ふつうにデスクトップPC1台くらい買えるお値段だなーと思いつつ、作業環境が快適になったので、これはこれでやむを得ない出費だったのだろう。

これでもうしばらくは8世代目のCPU、Core i7 8700で戦えそうだ。( ̄▽ ̄)