最終更新日:2025/4/15

ランサーズ、クラウドワークス、くらしのマーケット、ココナラ、タイムチケット、ミツモアなど様々な事業者がスキル売りマーケットサービスを展開しています。

こういったサービスは、利用者との接点が増えるというフォトグラファー側のメリットもありますが、一方で手数料をガッツリもっていかれてしまうというデメリットもあります。

最近話題の「手取りを増やす!」という視点でカメラマン側から見た場合、どこが一番もらえるのかを調べてみました。


各社の手数料


簡単にですが、スキル売り事業者サービスををいくつかまとめてみました。
利用者側からみた場合どこも同じだろうと思っていたのですが、利用者側も手数料が必要なサービスと、利用者側には手数料がかからないサービスがありました。

ここに挙げた6社の場合、手数料に多少のばらつきはありますが、税別・税込による表記の違いで、①は実質11%、②③④は実質22%、⑤は実質27.5%、⑥は35%の手数料がかかることになります。

②ランサーズと⑤ココナラは利用者側も5.5%の手数料の負担が発生!
…じゃー手数料かからないところに!と思いたくなりますが、最終的にスキルマーケット事業者は22%もしくは27.5%の手数料負担を求めていますので、結果的に負担を双方でするか、スキル提供側に全ておしつけるかという話のようです。

利用者側も少し負担することで「スキル提供側の手取りを増やせる優しさ」と考えてみるのも良いかもしれません。。。


こんなに違う!カメラマンの受取額


仮に30,000円で依頼をした場合、カメラマン側の受取額にはこれだけの差がでます。

この6社だと、「いちばん手取りが増える!」のは、25年4月から手数料が10%となったタイムチケットの26,700円。最下位の⑥ミツモアと19,500円。受取額で7,200円の差が出ます。これは結構デカイ…。

時点候補は③クラウドワークスと④くらしのマーケット、⑤ココナラが共通で23,400円。

ワーストは⑥のミツモア。アップル税の30%より高い35%。もう何のために仕事をしているかわからない手数料の高さです。

※くらしのマーケットでは「交通費込み」の強制や、オンラインクレジット決済、後払い決済など手数料が発生する決済を強制しているので、実際はこれよりさらに減ることになる。


手取りが増えるのは?


実際にいくつか登録をしたので、それぞれの使い勝手や感想を。。。

①ランサーズ
パッケージとしての販売も登録できたり、マイページ的なところにアクセスしてきた人に営業連絡を自動で送れるなど、使い勝手は悪くない印象です。ただ、見積もり依頼の連絡をしてきてそのまま音信不通になる新規作成アカウントも多く、ただの相見積もり要員となっている可能性も否めない。

②クラウドワークス
仕事を探すで検索すると、ちょっと怪しいものも結構ひっかかって鬱陶しい。
見積もりを送っても、未返信のままどことも契約せずに放置する募集者も多い印象。
正直、あまり印象はよくない。
表示価格も「税抜」表示なので、利用者からするとそこから消費税のほかに5.5%の手数料がとられることになるので、ぱっと見の価格も分かりづらいのでは?という気がする。
ユーザー体験としてはあまり良くない結果となってしまうのでは?と思う。

③くらしのマーケット
PCから開いてもスマホサイズで表示される一風変わったサイトが特徴。

登録した日に電話がかかってきてあれこれ説明してくれるので親切。
初回のサイトも先方担当者がつくってくれるので、こういうのが不得意な人にとっては良心的な事業者。これなら多少手数料をとられても、納得できるレベル。

ただ、「画像」を載せる時のチェックシステムが超絶糞すぎて嫌になる。画像は落選の通知のみで、どこが悪かったかなどをチェック担当者から連絡をするシステムがないので、何度も出しては落選の繰り返し。おまえ、手数料22%もとっといてそれかよ!となるので、プラマイゼロ。

「エリア内は交通費込みが強制」「クレジット対応・後払い対応」と更に手数料がかかることを強制している点も、正直辛い。「1時間」の利用が多いと、ここに交通費や手数料を含めてとなると、結構跳ね上がり、2時間以上のユーザーが減ってしまう難点がある。

これまで別でご利用いただいたことのあるお客様に応援メッセージを書いてもらうことができるシステムがあるのは◎。

④ココナラ
実は一番最初になんとなく登録したのがここ。利用者側のメアドには割引チケットが頻繁に送られて来ている。その分、手数料に跳ね返っているということかもしれない…。

⑤タイムチケット
25年4月より手数料が10%になり、競合他社のなかで頭一つぬけた存在に。
ただ、販売設定をこまかく設定しないといけないなど、ちょっと癖がある印象。
手数料がやすいので、今後はここを積極的に使っていきたい…気持ちはあったものの、チケット(カレンダー)の登録?販売管理システムが糞すぎて話にならない残念感。
これを軽減するためにGoogleカレンダーのリンクをつけたら公式から怒られた。手数料は安くなったものの、このシステム形態では正直まともにサービス提供できる気がしない。もう少し考えて作ってほしい。

⑥ミツモア
仕事の獲得方法が特殊すぎて、一言で言えばわかりにくい。
自動設定にせず手動で連絡をしようとすると、別途手数料がかかり、それでいて成約時には35%ももっていかれるのだからたまったものではない。ただ、高い手数料分、しっかり広告宣伝をやっているのか、仕事の依頼をだす人は、ここが一番多いのかもしれない。


まとめ


いままで繋がりのなかったお客さまと繋がれるありがたいサービスであることに違いはありませんが、サービスによって11%~35%と大きな差のある手数料を差し引いた状態の金額を受け取ることになります。

タイムチケットの手数料値下げによるインパクトが業界に対してどこまで影響を与えるかは未知数ですが、もうすこし手数料を何とかしてほしいところではあります。

スキルマーケット販売価格はどうしても各サービスの手数料相当額を追加した金額でご案内する形になるので、スキルマーケットを介さずに直接検索して、直接ご依頼いただけるのが一番ベストです。

※スキルマーケット経由で来られた方は、ずっと当該スキルマーケット経由でのご案内となってしまいます。(利用規約上やむなしなのです。)